いまち月のハコニワ

発達障害&卵巣嚢腫と生きるアラサーガールブログ

【WAIS-Ⅲ】大人の発達障害検査を受けたい人が知っておくべきこと(体験記)

 

こんにちは、いまちです。

 

今回は、わたしがWAIS‐Ⅲなどの発達障害の検査を受けたときの体験をまとめます。

 

検査を受けられる病院の探し方もご紹介します!

 

検査の内容や受けてみてわかった注意点など、検査前に知っておいてほしいことは「検査(問診、WAIS-Ⅲ、バウムツリーテスト)の内容と注意点」の項目にありますので、そこだけ知りたい方は目次からジャンプしてくださいね!

 

めっちゃ焦ったんですわ…

何があったんだよ…

 

ADHDを含む発達障害を疑うようになるまでのいきさつは、下の記事にまとめてありますので、よければこちらもどうぞ。病的に努力が苦手でうつ病にまでかかったダメダメ人生です。 

  

 

受けたいと思ったら?

まず受けられる病院を探そう

 

発達障害の検査は、心療内科や精神科などの病院で予約して受けることができます。

 

発達障害の診療を実施している全国の病院を、以下のサイトから探すことができます。

 

病院を探す | メンタルナビ  

 

ただ、表示されたクリニックがWAIS‐Ⅲ等の発達障害の検査を実際に実施しているかどうかは、直接クリニックのHPを見るか、電話をするなどして確認してくださいね!

 

心療内科で相談することに

 

運のいいことに、わたしの通う心療内科は、大人の発達障害診断を実施しているクリニックでした。

 

思い立ったら吉日な性分(たぶんこれもADHDの特性)なので、すぐにクリニックに電話で相談。

 

すると、「次回の診療の際に担当の先生に診断が必要かどうか聞いてみてください」との返答。

 

なんと...医師から必要と認められなければ診断自体が受けられないとは...

 

とにかく診断を受けないことには何も進めない、と思い、何故診断を受けたいと思ったのかをしっかり説明できるように事前に考えておきました。

 

さらに、日常生活で困っていることをリストアップしてまとめた紙を作りました。

 

これをしておいたので、自分でもどんなことに悩んでいるのかを明確に説明できるようになったと思います。

 

クリニックでの診察日、普段の診察内容のあと、「大人の発達障害診断を受けたいということだけれど...」と先生の方から切り出してくれました。そこで、

 

 今まで自分はどうしてこんなに怠け者なんだろうと思ってきました。
それまで発達障害だとは全然考えたことがありませんでしたが、発達障害のことを調べたら自分に当てはまっていることが多くて、もしかして、と思いました。
もしそうなのだとしたら、それならそれではっきりわかっていた方が、一番自分のためになると思うので、診断を受けたいです。 

 

そんな風に説明しました。

 

私の担当医の先生は、必要ないなら必要ないとはっきり言うような方だったので、少し不安でしたが、結果的に受けられるように手配してくれることになりました。

 

ただ、診断には保険がきかないので自費で3万円くらいかかること、他にも希望者がいて順番なので、診断を受けるまでに2ヶ月ほど待たなければならないことを説明されました。

 

ちなみに、よくよく調べると、現在WAIS-Ⅲの検査は無料や安い料金で受けられるところも多いみたいなので、いろいろ調べてから行かれることを強くお勧めします。

 

ようするに、わたしの通っていた病院の料金はぼったくりだったということですよ、ええ。

 

検査(問診、WAIS-Ⅲ、バウムツリーテスト)の内容と注意点

 

2017年11月末、発達障害の検査を受けました。

 

検査内容は、

 

  • 問診
  • WAIS-Ⅲという知能検査
  • バウムツリーテスト

 

の3つ。

 

いつもの精神科医の先生ではなく、心理士の先生と1対1で、二回に分けて行われました。

 

初めの日は問診。

 

そして二回目に、WAIS-Ⅲとバームツリーテストを受けました。

 

受けてみて思ったのは、問診では何を話すかをしっかり考えて準備しておくべきですが、WAIS-Ⅲは本当に何も前情報がない状態で受けた方がいいということでした。

 

問診

 

心理士の先生と1対1で行い、わたしが日々困っていることや、子供の頃のことなどを主に聞かれました。

 

が、日々の困りごとをけっこう聞かれると思っていたのですが、予想に反し、実際は子供の頃の話が話題の中心でした。

 

それも、「子供の頃のことを話してほしい」と漠然と言われて、何も話す内容を考えていなかったわたしは焦りまくりました...。

 

わたしは想定外のことを上手くこなせない質なので、「えーと、どうだったっけ...」と考え込んでしまい、短い問診時間だけがどんどん過ぎてしまうという事態になってしまいました。

 

その日、母子手帳と小学校からの通信簿を持ってきてください、と言われて持参していたので、それで子供の頃のことはわかるからいいかな...と思い油断していたんです。

 

だから、これからもし発達障害の診断を受けるという方は、問診で子供の頃のことを聞かれると思うので、何を話すか考えておいた方がいいです

 

おすすめは、日常生活で困っていること同様、エピソードなどをリスト化して紙にまとめて置き、それを持参して話すこと。

 

話し忘れも防止でき、もし上手く話せなかった場合は、心理士の先生に渡して読んでもらっても大丈夫です。

 

わたしは最終的に自宅に帰ってから紙に書き出してみて、次にWAIS‐Ⅲ を受ける日にその紙を心理士さんに渡しました。

 

 

これ、本当に事前に知りたかった…!
発達障害臨機応変が苦手なので、本当ちゃんと準備していってくださいね…!

 

WAIS-Ⅲ

 

WAIS-Ⅲ は知能指数を調べる検査で、4つの能力のIQ値から、得意・苦手を調べます。

 

発達障害がある場合、得意と苦手の差が大きく出ること(ディスクレパンシー)が多いため、診断の手がかりになります。

 

ディスクレパンシーが大きいと、診断結果を折れ線グラフ化したとき、各項目間の差が見えるギザギザとした形になるのが特徴です。

 

WAIS-Ⅲは、当日の問題は全て回収され、持ち帰れないようになっています。

 

それは、公開してしまうとまだ受けていない人が見てしまって、検査結果に影響があるからだと思われます。

 

つまり、WAIS-Ⅲ を受ける前には、検査内容について何も知らない方がいいのです。

 

が、わたしは問診で失敗したことで焦ってしまい、「WAIS-Ⅲ はちゃんと受けて正しい結果を出してもらわなきゃ!」と思ってWAIS-Ⅲのことを調べまくりました…。汗

 

もちろん検査で出る問題自体はネットや本には載っていませんでしたが、検査がどんな流れで行われて、どんな種類のテストがあるのかなどは普通に情報が出ていて、事前におおよそ知ることができました。

 

しかし、検査を受けてみて、問題の内容に触れなくても、検査前にWAIS-Ⅲについて何も知らない状態で受けた方が良かったかも、と本当に思いました。

 

それは、前もって知っていることで検査の成績が底上げされてしまう恐れがあるから。

 

WAIS-Ⅲでは、テストが始まる前にそれぞれの問題のやり方の説明があります。

 

わたしは前もってwais3 について調べてしまったので、説明を受ける前からやり方がわかっていましたが、もしそこで初めてやり方を説明されていたとしたら、一回の説明でそれぞれのやり方を理解できたかどうかわかりません。

 

また、頭で理解できても、実際にそれをすぐ実行できたかどうかも不明です。

 

わたしは頭で理解できてもそれをすぐ実行するのが苦手な性質なので、なおのこと何も知らない状態で受けるべきだったと思いました。

 

まあ、実際にはそこまで結果が大きく変わってしまったとは思いませんが、もし何も知らない状態で受けていたら、苦手が強調されてもしかするともっとディスクレパンシーが激しく出たかもしれません。

 

この記事を読んでくださった方は、もうこれ以上WAIS‐Ⅲのことを詳細に調べないで行ってくださいね!
調べるなら、検査が終わってからいくらでも調べていいから!

(必死だなぁ…)

 

バウムツリーテスト

 

これは、精神・心理状態をチェックするために用いるテストだそうです。

 

発達障害には直接は関係ありませんが、日常生活にどのような困難があるのか判断するひとつの材料になるそうです。

 

白いA4ほどの紙と黒のペンを渡され、「ここに実のなる木の絵を描いてください」と言われるので、自分の思う実のなる木の絵を描いていきました。

 

WAIS‐Ⅲのあとにやって、だいぶ疲れていたし気を抜いていたので、なんかぺらぺらしゃべりながらささっと描いて完成させた記憶があります…もっと丁寧にちゃんと描けばよかったかしら。

 

ちなみに、こんな下手くそ&適当過ぎる「実のなる木」を、「わたし絵がめちゃ下手くそなんですよ~」とかしゃべりながら10秒ほどでちゃちゃ~っと描いた気がします↓

 

バウムツリーテスト

↑本当にしゃれにならないくらいめちゃくちゃ下手くそですね

 

まとめ

 

今回は、WAIS-Ⅲを受けるまでと、その内容についてまとめてみました。

 

内容といっても、検査の詳しい内容は知らずに受けた方がいいので、ざっくりとしたものに留めましたが。

 

次回は検査の結果と、その数値からわかった苦手や対処法をまとめていきたいと思います!